アラサー世代の心の友、我らがセーラームーン。
ブームむりやり再来させました感に流され、
ところでどんな話でしたっけと漫画を全巻読んでみました。

うーん、なんだか今読むとけっこうもやもやしてしまったよ。

絵は綺麗だし、コスチュームとか小物とか、未だにトキメキ要素は満載だけど
(グッズ買いそうになって何度も堪えている)、
ストーリーが、、、

【世界観がまじで雑】
なんか複雑な話だった気がするけど、子どもだからわからなかったのかなー
大人になった今読んだら、
いろいろ理解できて違う楽しみが見つけられるかも!と思って読んだんだけど、

全然わからん。ぐちゃぐちゃ。
最後までセーラー戦士が結局なんなのかわからん。

エヴァンゲリオンの
薄皮の一枚だけ剥がして、
なにも説明しないような感じ。


いや、聞いてないしその設定っていうのがクライマックスとかで平気ででてくる。


「ヴィーナス・・・!!ペンを投げ出すつもり・・・?」 

ーーこのペンを投げ出すことは
命を投げ出すこととおなじ

「かくごはできてるの」



いやいやいやちょっとまってなんか深刻になってるけど、
みんなペンとか持ってたっけ。
割と初めて見るわ。

っていうかそのペンなんなん。最初から最後までほぼ説明ないし。そのシーンの後でてこないし。



あと、みんな普通に宇宙空間とかぽんぽん移動してるけど、そのへんの能力もぼんやりしてるけどそれありなの?


そんなんばっか。

物語を綿密に組み立てていくんじゃなくて、
それっぽい雰囲気と場面をつなぎ合わせて無理やりストーリーにしてる感じ。

『なかよし』くらいの年代の漫画ってだいたいこんなだっけ。。。


別にストーリーに深みがなくてもいいんだけど、
奥深いモチーフがありますよ感だけ出して破綻しているのがちょっとなぁ。


あと、タキシード仮面がサイコメトラーっていうのを初めて知ったよ。笑





【パターンが同じ】
敵の軍団が3回くらい変わるんだけど、みんな雰囲気がだいたい一緒。
最強のドロドロしたモンスターみたいなのと美人の悪女のペアで
(悪女は、最終的には、私も利用されていたただのコマだったのね、みたいなこと言ってモンスターみたいなのにやられる)、
その下に雑魚の女の子が4、5人いる。


謎の新しいセーラー戦士あらわる。敵なの!?味方なの!?どっちなの!?
(→味方)

ちょっとかっこよくて優しくてやたらうさぎにちょっかい出してくる人あらわる。
やだ、、、あたしにはまもちゃんがいるのに、、、(ドキドキ)

雑魚をちょっとずつ倒す。
途中、仲間のセーラー戦士とかタキシード仮面がとらわれたり殺されたり操られたりする。
(タキシード仮面、何回敵に操られれば気がすむねん)



1番強いやつとの戦い。

セーラームーンが、
もうだめーーっ私なんかだめーーてなる。


でも、私は仲間と未来を信じてる!愛に満ち溢れてる!的なことを言って気を持ち直すと
突然超強くなって、
ステッキが変わったりコスチュームがバージョンアップしたり羽が生えたりする。

それで他のセーラー戦士も元気になって
セーラームーンが「オラに元気を!」って言ってみんなのパワーをふんわり集めて
なんかの塊を敵にぶつける。

そんでセーラームーンの強さと美しさと気高さには誰も敵わない、みたいな雰囲気になって、
雰囲気で敵が死ぬ。

いつも結局セーラームーンの気持ち次第。

そして、つかの間の平和が訪れる・・・(まもちゃんとイチャイチャする。扉絵にけっこうベッドのシーンがでてきて困る)

でもこの平和は長く続かない気がする、、、なんだか胸騒ぎがするの。

ザワ、、ザワザワ、、、

→敵がまた現れる。(ループ)


【セーラームーン以外のセーラー戦士の扱いがわりとひどい】 

みんな割とすぐやられる。
技の名前もけっこう恥ずかしい。
(ジュピター・ココナッツ・サイクロン!って、ココナッツどこから来た)

あと、
うさぎの夢がまもちゃんと幸せになることで、
他のみんな(みなことかあみちゃんとか)の夢が
うさぎを守ることって、、、
なんか私この非対称感がつらいんですが。

プリンセスとプリンセスを守る戦士たちっていう役割だから、間違ってないんだけど、
それでも、もうちょっとさぁ。。。
それぞれの個人の夢や恋とのジレンマとかもうちょっとないんかい。

もうちょっと対等な関係が良かったなぁ。

あと、一般人がけっこう死んでるのにそれに対してのフォローがない。それでいいんか。

ドラゴンボールですら、
最終的に神龍に頼んで一般人も蘇らせて辻褄合わせてるのに。。。







本当に、ストーリーどうこうより、
女の子の欲望と妄想をギューーッと濃縮還元した感じの漫画だった。

前世からの恋人
星とセーラー服とクリスタル
(私の心のクリスタルが1番きれい)
仲間もまぁいいけど1番の重要人物で実はプリンセスなのがこの私
みんな私のことが心配
ピンクのステッキ ブローチ  リボン 聖杯 コンパクト
極め付けにペガサス


ひたすらに夢を見せてくれて
ひたすらに夢を見て。

その夢の感じだけで日本中の女子がセーラームーンのポーズを習得したのはすごいことだけど。





なんか、大人になって読み返すと、
この女の子の身勝手さというか、
自分中心に世界がまわって、
世の中の運命を全部握りながら、
自分の半径5メートルくらい、っていうか主に自分の気持ちしか見えていないこの感じが

女の業というか、嫌な面を見せつけられるようで、なんだかしんどい。



夢をありがとうって言いたい気持ちもありつつ、
うがった見方しかできず残念でした。(つっこみどころ満載で楽しかったけどね)


もっと時間が経ってからみたらまた違うのかな。



あ、最後に。好きなセーラー戦士は誰でしたか。


私は「ちびうさとほたるちゃん」って言うと
そこ含むの?って友人に何度かつっこみを受けました。含むよ。



クリスマスに買ってもらって、でも、もう子どもっぽいかもって恥ずかしくて友達に見せられなかったあのルナPボール原寸大はどこにいったのかしら。