東京喰種 トーキョーグール

進撃の巨人の時ほどはまらないかなぁと思いきや、けっきょく最新刊(14巻+新シリーズの:reになってからの6巻)まで一気に読んでしまった。

グロいの苦手だったのに、
人間ムシャムシャ系を2本(巨人とグール)も読むようになるなんて。。。笑

ただ、未だにジョジョとかアイアムアヒーローとかは1冊読み切ることもできない。

個人的な感覚だけれど、
ジョジョとか、グロいシーンこそが魅せ場という感じでこれでもかってくらいに詳細を描き込んでくるものはしんどくて見られない。

巨人とグールは、
グロいシーンは必要だから描いてるというレベルに抑えられてる感じがするから、
ストーリーが面白ければ読み進められる。


あと、グールはなぜか怖い場面でもそこまで怖くない。
絵が綺麗だからなのかしら。
絵が汚い分、巨人のほうが怖くて絶望的。笑
ハンターハンターなんかは、そこまでひどいシーンは描かないし、線もシンプルなのにあそこまで怖くてやばい感じが出るのは、冨樫さんが天才なのか変態なのか。



グールは16巻でいったん終わり、
re:という新シリーズが始まって、新キャラもたくさんでてくる。


だいたい、少年漫画は長く続くほど、
最初ほのぼのスクール漫画だったのが本気のバトル漫画になっていって、キャラの刷新が起きて、
その展開や新しいキャラが好きになれなくて離れていくことが多かったので(BLEACHとかそうだった)
新シリーズとか面倒くさいなぁ、新しいキャラに馴染めなそうと思ったけれど、意外や意外、
グールはre:になってからのほうがストーリーに複雑さが増して面白い!

古参のキャラの成長の度合いも現実味があって良い感じ。



ヒロインのトーカちゃんやアキラも可愛くて好きだけれど、
やっぱり主人公が好き、というか、行く末が気になる。
漫画の中の他の登場人物たちが主人公を興味深く見つめているのと同じ心境なのかもしれない。

人の姿をしているけれど、人を喰べないと生きていくことができないグール(喰種)。
グールと戦う人間、喰種捜査官。
どちらでもあり、どちらにもなりきれない主人公。


闘って喰べて築く平和や居場所は何度でも壊される。
彼のアイデンティティはいつまでたっても与えられない。

優しくいること、守ること、強くなること、全部をやろうとしながら何度もバランスを崩してしまう。


読みながら、人間側と喰種側のどちらを応援しているのかわからなくなる。

敵も味方も正義も悪も、
喰種なんていないこの世界だって、全ては恣意的で移ろいゆくものだから、こんなふうに真面目に読めてしまうのだろか。


一瞬心が温まっても残酷さがすぐに全てを奪っていく。
そんなものがどうして面白いのだろう、読みたいのだろう。
次の絶望を、なぜ期待しながら読んでいるのだろう。
主人公には幸せになってほしいように思うのに。


登場人物たちの中の優しさと闇、自分の心の中にも同じものが映る。



何度も何度も壊されて泣いて喰べられて利用されて蘇らされて強くなっていく彼が
最後に見つけるものは何だろう。


みんな幸せになればいいのになんて願いは叶いようがない世界の行く末が気になって気になって、新刊はよ出ないかな。