「変態とは」

目を閉じて花瓶の形を両手で確かめるように
 
自分の欲望の輪郭をなぞり

その正確な形を突きとめた人たちのことである


安野モヨコの「鼻下長紳士回顧録」に載ってた言葉。

この漫画自体は個人的にあまり面白くなかったんだけれど、この言葉が好き。

人目を気にするより、
受け入れられようとするより、
自分の感覚を大事にしよう。
自分のやりたいふうにやろう。


自分の中で恥ずかしいとか、みっともないって決めつけて隠していたものをどんどん掘り起こす、
陽に当ててあげる、
それを続けてきていたのですが、

最近、また新しいのがでてきました。。。





身体の成り立ちを学ぶために
裸に近い女の子たちを描いていたら、
楽しくってしかたない。

身体って細部に渡り、なんて便利に美しくできているんだろう。
感動がどんどん沸き出てくる。

足の指まで可愛く見えてたまらない。



描く手が止まらないから、
どんどん上達していくのが自分でわかる。

絵を描くことに対してぼんやりした不安みたいなのが湧いてきてたから、
こんな感覚久しぶりですごく楽しい。


もとから、
たまに裸のデッサンの練習はしてたけど、
こんなの人に見せちゃダメだと思ってたので、
鉛筆でざざっと描くだけで放置。
(他の絵は、完成したらinstagramにアップしてます。)


でも、私は人に見せない絵にそこまで熱意を持てないので、

やらなきゃいけない気がするからやってるけど、特に上達もしない、
そんな感じでした。


で、この前
以前通っていたイラストスクールの友人に会った時に
スケッチブックを見せ合いっこしたんですが、
彼女のスケッチブックの中に、裸の絵の練習がたくさんしてあるやつもあったんですね。


私もスケッチブックを見せたけど、
裸の絵の分は、捨ててしまったり、持ってこないようにしてたので、、、


普通に見せてくれた友人に対して、

あ!別にいいんだ。。。!と
なんだか目から鱗でした。

さらに、彼女はバイであるということを割とさらっとカミングアウトしてくれて、

あんまりLGBTの人に会ったことがなかったので、
マジか!!!  と。

彼女は派手なタイプではなく、
淡々と話していて、
全部のことが彼女にとって普通で自然のことで、
それでいいんだなぁと妙に安心したのです。



私は昔から、
可愛い女の子を眺めるのがかなり好きで、

好きな女性芸能人の
女子向けの写真集(スタイルブック的なやつ)を買い集めたり、
可愛い画像を集めてニヤニヤしたりしてました。


でも、友達には
(ふざけた感じでだけど)
きもーいって言われるし、

本当に女の子が好きだったらどうしようって不安になったり
(別にどうもしないんだけど、もとからいる友達が離れちゃうんじゃないかとか)

水着や下着姿の女の子とかすっごく可愛いって思うけどそれって大丈夫なんだろうかとか、
(AKBのヘビーローテーションのMVとかめっちゃ可愛かった)

さらにアラサーになって、
いや、もう可愛い女の子がどうとか、
そんな歳じゃないし、とか、、、

まぁ、いろんな理由をつけて
自分の好きに
何重にも分厚い蓋をのせていたんですが。。。



いざ、描いていいのかなぁとそろそろと描きはじめたら
理屈なんて全部ふっとんで楽しい。


それで、instagramに勇気を出して載せてみれば、
これまでの絵よりいっぱい反応をもらえたり。

(instagramでの評価の数が絵の価値と結びつくわけじゃないけど、
自分の「好き」にたくさんの人が反応してくれるとやっぱりすごく嬉しいし励みになる)



自分に正直になる
自分の欲望の形を見定める

それってやっぱりけっこう怖い。

「ウケ」が悪い変なやつがでてきてしまうんじゃないかって。
これまで一緒にいた人といられなくなるんじゃないかって。


それでも、
そういうヘンテコな自分も自分のひとつとしてちゃんと受け入れて、
パズルのピースとして一つはめ込んであげれば、

留保なしの楽しい、嬉しい、大好きがやってくる。


これを続けていたら
次はどんなものが描きたくなるんだろう

自分に自分で期待する。






と、言うわけでinstagramのほうもよろしくお願いします( o´ ω `o )ノ