三毛猫の引きだし・・・イラストレーター・ライター美和子のブログ

イラスト、文章、旅、映画。 好きだらけでぱんぱんの引き出し。

絵の引きだし

東京で、会社勤めと並行してイラストレーター、ライターをしています。
かわいいイラストと心のお話が大好き。

Instagram→mike.miwako

レビュー:中村佑介さん原画展



渋谷モディで開催中の中村佑介さん原画展 に行ってきました。


原画展というのでちょっと気合を入れて行ったら、

気づかないほどの小さなスペースにちょこっと置いてある感じだったのでちょっと拍子抜けしたけど、

絵を見ればその中にぐんぐんと入っていける引力がやはりある。



彼の画集も持っていたけど、

この機械が描いたような正確な線を、

やっぱり鉛筆からコリコリ描いていったんだなぁというのが不思議すぎて。

彼の中で、そうでしかありえないような確実性を持った線。


そして線自体は全く隙がないんだけど、

イラストの中にいろんな要素を凝縮させて、世界を一枚の絵の中に詰め込むことで、

なんかクスッとわらえるような親密感がある。


紙一枚の上はこんなにも自由なんだと

見ているとワクワク膨らんでくる。



そして、この細かい細かい描き込みに細かく細かく色分けして、、、もう変態だわ。

すごいわ。

デジタルでもこんなの塗りたくないわ。


中村佑介さんの描く女の子の横顔が可愛くて好きなんだよなぁ。






この迷いのない線に少しでも近づきたいものです。




たくさん描こうたくさん引こうたくさん見よう。




信じること、手を動かすこと。






ちなみに、渋谷モディはあまり入ったことなかったけど、

清潔感のあるサブカルの巣窟みたいになっいて、

長居しても面白そうな所でした。









初めてのモデルデッサン(代々木デッサン会)

代々木デッサン会というところに初めて参加しました。

実際に目の前にいる人を描く、というのがほぼ初めてだったのですが、
ものすごーーーく面白かったです!

中心にモデル役の人が立ち、
参加者はそれぞれ好きな角度から、鉛筆などを使い10分でデッサンをするというスタイルでした。

前半は、
集まったメンバー(デッサンをする人)の中の何人かがモデル役をつとめる。


正直なところ、一般の人を描くってどうなんだろう?と最初は思ったのですが
描いているうちに、どんどん
その人の美しさというか、人間の美しさみたいなものが見えてくるんですね。

髪の毛のうねり、
首に入るスジ、
ふくらはぎのライン、

描いているうちにどんどん発見があり、
10分の枠のなかで、どこまでその美しさを発掘して残すことができるのか、夢中になる。






























あと、このデッサン会はみんな着衣なわけですが、
人体を描く時って、どうしても「裸」を意識するんですね。

私の場合は、
うすい線で裸のラインを考えて描きながら、
濃い線で服を描いていく。

最初、見知らぬ人の
身体の線をまじまじと見て、
裸のラインもざっくりと想像して描いていく、というのに妙な照れがありました。笑

でも、みんな自分と自分の絵の一対一の世界に入っていて、
私がどんなことを考えどんなふうに描いているのかというのは本気でどうでもいいことであって、
私もすぐに気にせずハダカ線をガシガシ描くようになりました。笑 
 (アタリの線は、書き終わったら消しゴムで消します)



後半はいよいよモデルさん登場。

最初、ふつうに現れてそのへんの人と話したりするのを見たときは、

あーたしかにプロポーションいいなー
色白いなー
くらいに思ったのですが、

中心に立ち、
ポーズを取り、
一点を見つめだすと、


なんじゃこれ!!!

女神か!!!!

ってくらいの神秘性を放ち立つのであって、
もう10分は短すぎて、その美しさをただただ必死に紙にうつしました。
それはとても幸せな作業で。





























この目の前のこの瞬間にある美しさをなんとか残したい、
そんな痛切な衝動が、
絵画の技術を発展させ、
カメラを作っていったのだなぁと
必死に手を動かしながら
脳内はなんだか大昔からある美しさや、その美しさを愛でる人の気持ちにトリップしたりして、
手も思考もあわただしく、
「思考ちょっと黙れ」と思いながらも
なにもかもが静かな空間で、個々人のなかで様々がスパークする。


一般の方を描いた時にも感じたけど、
ポーズを取り、一点を見つめて固まった人というのは、
なぜだかとても美しい。

声が消えて、
表情が消えて、
性格が消えて、
ただただそこには形の美しさのみが残されて、
不思議な神秘性を帯びるのである。


人間というのはどんな人でも
美しい形をしているんだなぁということ、
言葉で道徳的に言い聞かせるのではなく、
肌で、手で、感じ取ることができた。



私はどちらかといえば、
リアルなものよりもユルくて可愛いものが好きで、
デッサンもちゃんと学んだことがないから手とか身体とかよくわからないけれど、
それでも、
たまに違うことをしてみること、同じものが好きな人たちに出会うこと、
というのは
旅行に行くというのと同じくらい
日常とずれた視点からの様々な彩りをもらえる
豊かな体験だなぁと感じました。
 
また行ってみよ。
モデルもやってみたいなぁ。
 

スケッチ会@江戸東京博物館

昨日はOISスケッチ会@江戸東京博物館に参加。

スケッチ会に参加するのは2回目。

最初は、プロとして活躍しているイラストレーターさんの集まりのなかに自分が参加していいのかな、
デッサンもできないのに、とドキドキしていたけど、

「私もイラストレーターだ」ってずうずうしく思い込んでしまえばいいやって思うようになりました。笑

そうしないとスタートを切れないから。




ふだんは部屋の中で机にむかって描いているから、
こんなに人がたくさんいるところで、立ったまま、どうすればいいんだろうと唖然としたけれど、

ピッと立って黙々と描き始める人たちを見て、
そっか、描けばいいのだ、とわかった。




参勤交代?とかで人を運ぶ、かわいいカゴを見つけたので、
それを描いた。

きっとかわいい姫様が乗っていたにちがいない!と思ったら描きたくなって。

一時間半くらい場所を占拠して、ひたすら描く。
描いていると、周りの人のいろんな会話が聞こえてくる。


私、閉所恐怖症だからこんなの乗りたくない。
けっこう揺れそうだし、酔いそう。
前後に3人ずつ、計6人で運んだんだよ。
運ぶ人が刺客だったりすると殺されてしまうから、運ぶ人は身元がしっかりした人じゃないといけなかったんだって。
昔の日本人は小さかったんだねぇ。
時代劇とかで、かごを取り違えられてしまう話があるよね。



むむむむむ。
私の(脳内の)姫様は、どんな気持ちで乗ってたんかな。
取り違えられちゃう話はちょっと楽しそうだなぁ。
長い時間ゆられてるの、大変だったかな。
彼女、何を考えていたんかな。幸せだったかな。


勝手にむくむく考えながら手を動かす。
描いていると、構造とか、模様のパターンとかが少しずつわかってきて、対象と近しくなってくる。
よく噛んで飲み込むみたいに。


描いたのはこちら。(脳内姫様つき)




















みんなに、「模様の書き込みに執念を感じる」と言ってもらえてうれしかった。笑

ペン入れと色つけもしたいな。

実物はこちら。
















  





あとは、歌舞伎の人形?が置いてあったので、おいらんを描きました。


























 





おいらんて実際どんなだったんかなぁ。

美しくあること、
欲望の対象であること。

幸せだったかなぁって、やっぱり気になるのは女の人生のことだ。



スケッチが終わったあとは、
参加した人たちの絵が見れる。


それぞれが描きたいと思ったものたち、感じ方や力点のちがい。


答えがたくさんあって、
正解というものがないことにとってもほっとして、
いいなぁって思う。



新しい世界が広がっていくこと、
とてもワクワクしています。



子どもの絵、描き初め。

自分の趣味嗜好がいつまでも年齢に追いつかなくてこまっていた。

シンプルで大人っぽい小物や服をパシッとしてる人達を、大人っぽいなぁ格好いいなぁいいなぁ、
でもマネをしてもなんだか地味になるだけでむなしいしさみしい。

自分と同じくらいの年齢の人向きのイラストを描こうとしても、
なんだかラブリーがトゥーマッチで成り立たない。
頭身が多いと変になる。


「子どもっぽいものが好きなら
子どもの絵を描けばいいじゃない。」
(by アントワネット)


そうや。そのとおりや。


子どもの絵を描き始めました。



















































































子どもの、(大人による、)子どものためのイラストを描き始めたらすっごくラクで楽しくなった。


好きなものぼんぼん描き込んで
好きなようにできる!自由!



できないこと、苦手なことより
できること、楽しいことをすればいい。


絵を描き始めてから、
自分で描いたり、他の人の絵を見たりして、
その人にとっての正解はその人にだけ当てはまって、
比べるってほんとに意味のないことなんだって

思いたいけどうまく思えなくて苦しかったことが
やっとこさお腹にすとんと落ちて、ラクで、自由で、うれしいの。


凝固してた脳みそを、「子ども」がちょっとずつやわやわにしてくれる気がする。ありがとう。


描こう描こう、たくさん描こう。



追伸:インスタを始めました。よろしくおねがいします。
ID: mike.miwako

描いているものたち。

ひっそりとイラスト教室に通い始めて4カ月。

そろそろ自分で描いているものたちも
のっけていこう。
恥ずかしがっている場合じゃないんだ。
やりたいことーやったもん勝ちー。

線を探してひび、奮闘中。
かわいいのバランスはどこだ。
かわいいってなんなのだ。

それにしても私の頭の中ってこんなに平和だったのね。




ハワイに行きたい。




動物といっしょに暮らしたい。




盆踊りを見ました。




自分の絵ってどう考えても子ども向けだ。
子どもを描いたらいんじゃないって先生にも言われた。


うん、どう考えても子どもを描きたい。

たくさん見よう。
不審者になるくらいじぃっと見よう。
そんでもってたくさん描こう。



絵を描いているとしらずしらずにどっかの方向にむかって流れていく。
不思議で楽しい。


イラストも人生も、
どこにたどり着くのかわからなくって
最近はなんだか頭のネジが何本かはずれて
そんな感じでいいかなって。

元気です。




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